猫を飼い様子を見ていると、人間や毛布、クッションなど柔らかい物に、ふみふみしている所を見かけるタイミングがあるかと思います。。
この行動、実は猫のさまざまなサインです。
ですが、この行動を全くしない猫も中にはいます。
では、この違いは一体なんの意味があるのでしょうか。
今回は、そのような行動をする猫の理由と、しない猫との違いは何かについて説明していこうと思います。
猫の習性について理解を深めることができますので、その内容を一緒に確認してみましょう。
猫の行動|ふみふみする理由とは
この行動について、次のような理由ではないかと考えられています。
まず1つめは愛情表現、2つ目に睡眠パターン、3つ目マーキング、4つ目リラックス効果
5つ目にストレス発散です。
①愛情表現
この、ふみふみを行うという理由にとても多くあるのは、飼い主への愛情を表現したいからです。
飼い主に甘えたい時、膝に飛び乗りふみふみ行動を行います。
この場合の行動は、猫にとって最も上ランクの愛情表現だと言われております。
愛猫がふみふみしてきている時は、素直にたくさん可愛がってあげてください。
その他、毛布や布団、クッションといった柔らかい物に、この行動をするケースも見られます。
②睡眠パターン
猫が寝ようとしている際にも、この行動が行われます。
なぜなら、この行動は子猫だった時の名残からきているからです。
子猫だったとき、お母さんのミルクを飲み眠る。そのパターンが習性になり1つの行動になっていると考えられます。
③マーキング
ふみふみ行動をすることにより、猫にとってのマーキングをしていることになります。
マーキングと聞けば、「おしっこ」と思うかもしれませんが、猫の手には「臭腺」という匂いを分泌する器官があるため、ふみふみ行動をすることによりマーキングを行っているのです。
爪とぎや、スリスリなどもマーキング行為として行われますが、この行動をしている対象物に、「これは自分のものだ、誰にも渡さない」と主張している場合もあります。
④リラックス
猫が安心しリラックスしている時にも、この行動をします。
心地よくなったり、眠たくなっている時にもこの行動を行います。
こちらも子猫の頃の経験や、飼い主に対し安心している時に見られる1つのサインとして行われます。
⑤ストレス発散
猫がストレス発散として、ふみふみ行動をする場合、対象物に対し噛んだり吸ったりするウールサッキングという行為が見られます。
ウールサッキングとは、猫が布や綿、麻・段ボール・ゴム製品等を食べてしまうことです。
そのため誤飲をしやすくなりますので、注意が必要です。
また、誤飲などにより苦しがっている様子がある場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。
喉に異物が引っかかっている可能性が高いからです。
ストレス発散のためにふみふみ行動を頻繁に行う猫は要注意
愛猫がストレス発散のために、ふみふみ行動を頻繁にしているようなら、注意が必要です。
例えとして、新しく猫を迎え入れたときです。
先住猫より、新しく迎え入れた子を気にかけてしまうケースが多いと思います。
先住猫と仲良くできるか、新しく迎え入れた猫は不安がっていないか、環境に慣れてくれるか
など、飼い主の不安や心配が大きくあるかと思います。
そのため、新しく迎え入れた猫に安心してもらうため、付きっきりになり先住猫をほっておいてしまうと、先住猫は飼い主が今までのように可愛がってくれないことに対し、寂しさや悲しみが大きくなってしまい、ストレスへと繋がります。
その他にも、相性の悪い猫同士を同じ環境で飼育していくこともストレスになります。
環境になれない、先住猫との相性が悪くなかなか慣れてくれない等の様子があるようなら
部屋を分けてみたり、新しく迎え入れた猫をゲージで飼育し、徐々に慣れるように工夫が必要になります。
初めから仲が良くなる猫は、滅多にいませんので、時間をかけゆっくりと環境に慣れてもらうといいかと思います。
普段からよく様子観察を行い、愛猫の異変に気づき早急にストレス要因を取り除いてあげることが追求されます。
ふみふみしない猫の特徴とは
1つは、乳離れができているか、2つ目は、行動をとるための対象物がない場合です。
乳離れができているか
昔からふみふみ行動は、子猫の時母猫のミルクを飲む時に行っておりました。
その習性から成猫
しかし、乳離れができている猫はこの行動を行いませんが、できていないと成猫になっても行うことがあります。
ふみふみする対象物がないとき
柔らかいクッションや毛布で行うことが多くあります。
なので、お気に入りのクッションや毛布などがない場合は、行わないケースが多く見受けられます。
飼い主に対して行う行動は愛情表現ですが、猫がみんな行うことはありません。
それは、その猫の性格により違ってきますので、行動をしないからと心配することはありません。
個性も、その猫により違ってきますので、愛猫の愛情表現はどんな行動をするのか見つけてあげることが大切です。
また、愛猫が気に入りそうなクッションをプレゼントしてみるのもいいかと思います。
オス猫は後ろ足でふみふみ行動
オス猫は、発情期になるとこの行動を行います。
また、このサインと共に腰を振る動作を行い、交尾の練習をしている様子がうかがえます。
猫が一度の出産で産む頭数は、平均3匹~5匹と言われています。中には8匹出産する場合もあります。飼い主が、全員飼育可能であれば問題ありませんが、飼育できる環境・状況ではない場合、なんらかの方法で里親を探すことが必要になってしまいます。
そのため、無責任な繁殖をしないよう、繁殖予定がない場合は去勢手術をおすすめします。
去勢手術にかかる費用は、その地域や病院によって異なりますが、おおよそ10,000円~20,000円程かと思います。
手術前の検査や薬などにも料金はかかるので、かかりつけ医があるのであれば、病院に料金を確認し愛猫のために検討してみてください。
または、電話で問い合わせをしてみる方法もいいかと思います。
発情しているのに交尾ができない状況が続きますと、猫にとってもストレスになってしまうため注意が必要です。
愛猫がオスの場合、愛猫のためにも飼い主の正しい判断が問われます。
大きなストレスを抱えないためにも、対策してあげると良いと思います。
ふみふみ行動は愛情表現の場合が多い
愛猫がふみふみ行動をしている所を見かけると、癒やされたり、愛おしく感じます。
そして、その行動の意味することは猫が甘えたい、飼い主のことが大好きといった
愛情表現のサインになります。
その愛情表現を、飼い主は見極めしっかり愛猫とスキンシップをとる必要があります。
中には、その行動を取らない猫もいますが、育った環境や猫による性格や個性などもあるため
過敏になりすぎないことです。
また、子猫の時に名残で行っているケースも多いため、愛猫を観察していると、猫の性格なのか子猫時代の名残なのか見極めると、より一層愛猫と過ごす時間が愛おしく、かけがえのない時間になるのは間違いないです。
猫は自分の意思をはっきりと人間に伝えることができませんが、飼い主がしっかり観察することにより、大体の気持ちを汲み取ることができてきます。
愛猫との信頼関係も踏まえながら、一緒に日々の生活を、楽しい人生を歩んでください。
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