ふと気付いたとき、ねこちゃんの目が赤かったり目の周りが赤かったりする場合はありませんか?目が赤いだけではなく、涙が多い・目頭が腫れている・口の周りを気にしているなどの症状が出ている場合、ねこちゃんのアレルギーが考えられます。
今回はねこちゃんのアレルギーが考えられる場合の対処法やおすすめできるフードのタイプ、原因などを解説していこうと思います。
猫の目の周りが赤かったり腫れている場合はまず病院に連れて行く
あなたご自身の事であれば、あなたの事はあなたが一番よくわかると思います。しかしねこちゃんの気持ちは私たち素人目線では察してあげる事ができません。素人目線で判断せずに、まずは必ず病院に連れて行ってください。
アレルギーの可能性が高いですが、獣医師さんの判断で違う病気も考えられます。角膜炎や結膜炎という診断が出る場合もあります。目薬や注射をしてもらう事で直る場合もありますので、まずは必ずかかりつけの動物病院に連れていく事から始めましょう。
改善が見られない場合
動物病院に連れて行けば確実に改善されるわけではありません。アレルギーであれば、そもそもキャットフードが合っていない可能性、部屋の衛生面が良くないなどが考えられます。フードの見直しやねこちゃんの生活する部屋内の徹底した掃除が必要になります。
ねこちゃんはとても清潔で綺麗好きです。ねこちゃんのトイレ掃除はこまめに行うようにし、掃除も定期的に行ってください。あなた自身の体にも影響が出る場合があります。生活する場所は綺麗に保ってください。
アレルギーが考えられる場合の対処法は?
部屋は清潔に保つ事ができているなら、次はフードの見直しが必要です。
上記の画像をみて欲しいのですが、この画像は我が家のねこちゃんです。目の下がうっすらと赤くなっているのが確認できるかと思います。かなり改善したのですが、それでも少しは残っていますね。
我が家のねこちゃんはもちろん先生にも診て頂きましたが、なかなか改善が見られなかったのでフードを変更する事で改善できました。一時期は血尿も出ていたのですが、それも無くなりました。
アレルギーにおすすめのキャットフード
アレルギーで推奨されているキャットフードは多数あります。王道で言えばやはりロイヤルカナンではないでしょうか。我が家のねこちゃんもロイヤルカナンで改善しました。
ロイヤルカナンにはたくさんの種類があります。また、ロイヤルカナンは動物病院と提携しており、一般のお店では基本的に購入できません※購入できるものもあります。
私は「セレクトプロテイン」というもので改善しましたが、違う種類のものが合う場合などもあるので、かかりつけの獣医師さんに一度相談してみて下さい。どの動物病院でもロイヤルカナンは提携していますので、どの種類が合うかなど詳しく解説してくれるでしょう。
その他、散々アレルギーで悩んできた私が推奨できるアレルギーフードのメーカーは以下になります。
ブランド | 特長 |
---|---|
ORIJEN | 世界一の賞を受賞。世界的にも信用と信頼のあるブランド |
犬猫自然食本舗 | 国産・無添加のこだわりの食材を使ったペットフードを販売 |
カナガンキャットフード | 穀物不使用。栄養と水分も多く含まれており腎臓面の心配も払拭 |
モグニャンキャットフード | 愛猫家が選ぶキャットフード部門三冠獲得 |
HAPPY CAT | ペット先進国ドイツNo.1ペットフード。無添加 |
FINEPET’S | 無添加ドライフード。初回1,5kgがなんと1,000 円! |
ねこちゃん、わんちゃんの大事にしている方ならほとんどの方が知っているブランドばかりです。間違いのないフードばかりなので是非参考にしてみて下さい。
猫のアレルギーに気をつけるキャットフードやおやつの原材料
ねこちゃんのアレルギーを引き起こす原材料は一般的に以下になります。
- 穀物(原因ではない場合もある)
- タンパク質
- 添加物
この3つがねこちゃんのアレルギーの原因になっている可能性があります。まずはフードを購入する際に、これらが入っていないかを確認する事が大事なります。
猫のアレルギー原因 ①穀物
ねこちゃんは肉食なので基本穀物は食べないと言われていました。しかし獣医師さんによっては「穀物はアレルギーの原因ではない」という方も多いです。
アレルギーについて詳しく調べてみても、「猫は穀物を消化できないから穀物でアレルギーを引き起こす」という声もあれば「関係ない」という声もあります。一体どちらなのでしょうか。
実際に猫は穀物を消化できません。しかし消化できないのは生の状態であって、調理するにあたって加水や加熱をしていれば消化は出来るのです。
人間と同じですよね。生のトウモロコシや米は消化できず便でそのまま出てきますが、普段食べている白米は便でそのまま出てくるでしょうか。
答えはNOですよね。全くもって原因の1つではない!という事は断言できません。どんなものも与えすぎは良くありません。先ほど改善したという「ロイヤルカナン」にも穀物は含まれています。
しかし小麦には要注意です。人間のアトピーと同じように小麦はアレルギーに良くないと言われていますし、実際に小麦をやめてアレルギーが改善したという人もかなり多いです。その辺りは「グレインフリー」と「グルテンフリー」など使い分ける事や、色々試してみてからねこちゃんの様子を見ていきましょう。自ずと問題ない点と問題のある場合が分かってくるはずです
猫のアレルギー原因 ②タンパク質
ねこちゃんのアレルギー検査で反応が出る多くの原因の1つがタンパク質です。ねこちゃんは肉食動物なので、人間の様にエネルギーを炭水化物で補う事が無いので、炭水化物はそれほど多く必要としていません。
その代わりに「肉類」をエネルギーとして活動するのですが、肉類には「リン」が多く含まれており、過剰摂取する事で消化ができず、腎臓や肝臓を悪くする可能性も高くなります。豚肉や魚に多く含まれる「ヒスタミン」もアレルギーの原因になります。
フードを選ぶ前に、病院で血液検査が最初に必要です。その原因を追究してタンパク質も選んで摂取させなければなりません。
猫=魚の印象がありますが、その大好きな魚がアレルギーの原因になるねこちゃんも多く存在する事をよく覚えておいてください。
猫のアレルギー原因 ③添加物
さて一番気を付けなければならないのが「合成添加物」になります。ほとんんどのねこちゃんのおやつには添加物が含まれています。添加物は大きく分けると以下になります。
- 酸化防止剤
- サプリメント
- 発色剤
- 保存料
- 着色料
- 増粘安定剤
- 調味料
- 酸味料
それでは例に挙げてみましょう。ねこちゃんならみんな大好きトロトロオヤツです。
袋を見るだけでもねこちゃんホイホイになるほど、ほとんどのねこちゃんが大好きなおやつですよね。こちらの原材料を確認してみます。
- タンパク質:5%以上
- 脂質:0,2%以上
- 粗繊維:0,5%以下
- 灰分:3,0%以下
- 水分:90%以下
- 鶏肉
- 魚類(かつお、サーモン、まぐろエキス等)
- 増粘糖類
- 調味料(アミノ酸等)
増粘糖類、調味料が添加物として入っています。この商品には入っていませんが、同じブランドの違う商品には「EDTA-Ca・Na(エデト酸カルシウムナトリウム)」「発色剤」も使用されています。
有名メーカーの商品を悪く言うつもりはありませんが、ある程度の知識があれば躊躇するレベルなのは一目瞭然です。
我が家では、制限された食事で食いつきもあまり良くないので、ごく稀にこの商品をご褒美としてあげる事にしています。なるべく添加物やアレルギーの成分が確認されるものはあげたくはないのですが、制限してばかりも可哀想なので本当にごく稀にあげています。
人間もねこちゃんも同じです。個人的な話で申し訳ないのですが、私の夫も肌疾患持ちです。猫アレルギーに加えて酷い食生活をしているので肌疾患は悪化しています。
ねこちゃんが大好きでたとえアレルギーでも一緒にいたいという気持ちは尊重しますが、脂っこい食べ物にマヨネーズをドバドバかけて食べていたら肌も良くなるわけがありません。
話が脱線してしまい申し訳ありません。しかしねこちゃんも同じ事です。添加物を避ける事でアレルギーが改善するのであれば、それは制限しなければなりません。
猫のアレルギーはきちんと制限すれば改善できる
猫のアレルギーを疑う場合は、まず当然ですが病院に連れていく事です。少々高額にはなってしまいますが、大切な家族なので詳しい検査は受けましょう。検査の結果どのようなアレルギーが出ているのかを獣医師先生と確認し、先生の言うとおりに予防と改善に取り組んでください。
フードに問題がある場合は「添加物」「穀物」「タンパク質」に気を付けてフードを選びましょう。しかし制限されたフードは食いつきが悪いケースが多いです。我が家のねこちゃんも食いつきが悪く、いつもガツガツ食べていたのに何度にも分けて渋々食べています。
しかしそれは大切な家族を守る行為です。矛盾をしてしまって私はごく稀におやつを与えてしまいますが、なるべくなら与えない事、もしくはアレルギーの原因になるものを一切省いたおやつを与えて下さい。上記にも挙げていますが、おすすめブランドの出すおやつには、アレルギーの原因になるものが含まれていないものも多くあります。是非参考にしてみて下さい。
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