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猫が威嚇する理由ってなに?保護した猫がなつかない場合や威嚇や攻撃をしてくる理由と原因・対処法を解説

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保護したねこちゃんが威嚇ばかりしてくる…

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威嚇だけじゃなく攻撃もしてくる…。どうすればいいの?

保護したねこちゃんやお迎えしたばかりのねこちゃんが威嚇や攻撃ばかりしてくることでお悩みの方はおられませんか?

ねこちゃんが威嚇をしてきたり攻撃をするのにはたくさんの理由があり、原因をよく理解して正しい改善方法を知ることでねこちゃんとの信頼関係を築く事ができます。

誤った方法で対策しようとすると、ねこちゃんはさらに狂暴になりあなたとの生活が出来なくなってしまいます。

今回は、ねこちゃんが威嚇する理由や原因、対策方法などを詳しく解説していきたいと思います。

目次

猫が威嚇する理由と原因

ねこちゃんと生活していて突然威嚇された事はありませんか?また、保護したばかりのねこちゃんや、迎え入れたばかりのねこちゃんから威嚇や攻撃をされた経験はありませんか?

ねこちゃんが威嚇したり攻撃したりするのにはちゃんと理由があります。あなたが怖がってねこちゃんと向き合わなかったり、そのまま放置するとねこちゃんとの信頼関係は深まりません。

必ずあなたからねこちゃんに対して向き合ってあげる事が大事です。

威嚇されたらビックリもするし怖いです。それに加えて攻撃されたら痛い思いもします。攻撃されたから怒鳴り付けたり、叩いたりする事は絶対にしてはいけません。どんなに威嚇してくるねこちゃんとも時間をかけて向き合えば必ず分かり合う事ができます。

諦めたり嫌ったりするのではなく、ゆっくり時間をかけてねこちゃんと向き合いましょう。

恐怖性攻撃行動

ねこちゃんが威嚇したり攻撃したりしてくる一番の原因は「恐怖心」もしくは「敵意」です。

ねこちゃんには「恐怖性攻撃行動」というものがあり、防御本能です。

赤ちゃんの時から人から譲り受けたり、購入したりの場合はあまり経験する事が無いかもしれませんが、野生のねこちゃんを保護した時には必ずと言っていいほど威嚇・攻撃をされます。

大抵の場合は時間が解決をしてくれますが、大きい野良猫ちゃんを保護した時は覚悟しておいてください。人に慣れている子なら多少の時間で解決しますが、人間に対していい印象を持っていない子もたくさんいます。

あなたにも苦手な人や苦手なタイプがあるのと同じです。長い間人間にイタズラや虐待を受けてきた子は、心を許してくれるまで相当の時間が必要となります。

愛撫誘発性攻撃行動

ねこちゃんはとてもワガママで自由です。自分の思い通りに行かない事や少しでも嫌な事をされたら攻撃をしたり威嚇をしたりするねこちゃんもいます。

例えば抱っこやお腹を撫でまわされたりする事が嫌いなねこちゃんは多いですが、あなたはねこちゃんが可愛くて仕方が無いので過度に愛撫をしてしまう事があるでしょう。そんな時に「ウゥー」と低い声で鳴き始めたら要注意です。

ねこちゃんはイライラしてストレスが溜まります。こんな時に「シャーッ」と威嚇したり猫パンチをされるときがあります。

この行動を「愛撫誘発性攻撃行動」と言います。

しかしねこちゃんは、あなたが嫌いで威嚇をしたり攻撃をするのではありません。「やめて!嫌だ!」という合図なのです。そしてねこちゃんが威嚇したり攻撃をするのは最終手段です。ねこちゃんはねこちゃんなりに、大好きなあなたにサインを出しているのです。

先ほど申した通り「ウゥー」と低い声で鳴きだすと「もうやめてくれないと怒るよ!」という合図です。その鳴き声と同時に尻尾をぶんぶんと振ります。この行動も嫌がっているサインです。その他耳を寝かせたりもします。

この様に攻撃したり威嚇する前に、ねこちゃんは必ずサインを出してくれます。このサインが出たらねこちゃんは嫌がっているのでやめてあげましょう。

疼痛(とうつう)性攻撃行動

ケガや病気で威嚇、攻撃をするケースもあります。

突発的な事で言えば、あなたが移動する時に誤ってねこちゃんの尻尾や脚を踏んでしまった時もそうです。ほとんどのねこちゃんは「ンギャー」と大きな鳴き声を出してその場からダッシュで立ち去りますが、稀に威嚇と攻撃をしてくるねこちゃんもいます。

病気で持続的な痛みがある場合も同じです。病気やけがをしているねこちゃんはとてもわかりやすいです。そういった場合は急いで病院に連れて行きましょう。また療養中は過度に構ってはいけません。放っておくことがねこちゃんの為でもあります。

捕食性攻撃行動

おもちゃで遊んでいたりおやつを必死で食べている時にあなたが横取りをすると反射的に威嚇や攻撃する時があります。

これはねこちゃんの本能「狩猟本能」があるからです。この行動を「捕食性攻撃行動」と言います。

ねこちゃんのストレスにもつながるので遊び半分でもしてはいけません。

母性攻撃行動

人間と同じように、ねこちゃんにも妊娠中や産後に子供を守ろうとする防御本能から攻撃的になる時期があります。

この子供を守ろうとする行動を「母性攻撃行動」と言います。よく子猫を取り上げた際にねこちゃんが襲い掛かってくる動画などを見る機会があるかと思いますが、まさにその行動となります。

もし自宅でねこちゃんの子供が生まれるような事があるなら、そっとしておいてください。無理に取り上げる行為はあなたとの信頼関係を無くしてしまう行為になります。

猫が威嚇する時のポーズや鳴き声

猫の威嚇と言えば「シャーッ」というイメージがあると思います。

それと同時に尻尾が膨らんでいたり、イカ耳になっていたりとねこちゃんの威嚇時には様々な体勢やポーズ、鳴き声も種類があります。それでは鳴き声の種類やポーズの種類について解説していきましょう。

威嚇する時の鳴き方

鳴き方意味
シャーッ・カーッ・フーなど威嚇・拒絶・敵意
甲高く「ウワーオォ」と繰り返す知らない猫に遭遇して警戒している
低く「ウー」と唸っている敵意

甲高く「ウワーォ」とあなたに向かって鳴く事は恐らくありません。野良猫同士が縄張り争いなどで出す鳴き声です。前述しましたが、あなたに出す声は低い唸り声です。これは「そろそろやめないと本気で怒るよ」というサインです。

威嚇する時の体勢・ポーズ

猫が威嚇する時の体勢やポーズ
  • 背中を丸めて毛を逆立てている場合
  • 耳を横にピンと張っている状態(イカ耳)
  • 耳を後ろに寝かせている状態
  • 尻尾が膨らみ高くなっている
  • 尻尾の根元が上がって先が垂れている
  • 瞳孔が開き黒目が細くなっている
  • ヒゲが反りあがっている

一般的に言われている威嚇・攻撃時に出る特徴です。しかし個体差があります。また、飼い主のあなたに尻尾を膨らませて攻撃態勢に入ったりする事はありません。

多くは縄張り争いや、他の野良猫に遭遇した際などに多くあらわれる特徴です。

保護猫の威嚇と攻撃が治らない場合の対処法

子猫を保護して一緒に生活している人や、行き場のない保護した大人のねこを引き取った人なら経験した事があるかと思いますが、数日たっても威嚇と攻撃性が続き、全く懐いてくれないという場合があります。

例えばあくまで統計ですが、黒猫や茶トラは保護して数日も経てば懐いてくれますが「ブチ」猫は全く懐いてくれないなど個体差や環境の差で、攻撃性が止まらないねこちゃんもたくさんいます。

これから「ねこちゃんを保護したい」「保護猫を迎え入れたい」と思っている方は、保護した後の事もしっかり考えてから迎え入れなければなりません。

特に野生で長く生活していた大人のねこちゃんは、迎え入れても懐くまで年単位の覚悟が必要です。

人間そのものを信用していない、できない、怖いと思っているねこちゃんはたくさんいます。虐待を受けた子、イタズラをされた子の心にはぽっかりと穴が開いてしまっています。

攻撃性が止まらない、威嚇をし続ける保護猫の対処法を解説しましょう。

男性は声色を変える

ねこちゃんは男の人の声を嫌がる傾向があります。

ねこちゃんは物音にとても敏感です。特に外での生活が長かった子の音や声に対する警戒心は凄まじいです。男性の低い声色はねこちゃんをとても警戒させます。

あなたが普通にねこちゃんに話しかけているつもりでも、ねこちゃんは「威嚇されている」「狙われている」と捉えている可能性も否定できません。

あなたの声色が原因と断言はできません。しかし野生のねこちゃんから信頼関係を得るには、長い時間がかかります。なので1つずつ原因と思われるものは無くしていきましょう。

声色を変えるのは簡単です。家族がいる場合は恥ずかしいかもしれませんが、ねこちゃんの為です。裏声でゆっくりと声掛けをしてあげましょう。

猫の領域に入らない

攻撃が止まらないねこちゃんの場合、恐らくケージに閉じ込めているかと思います。ケージから解放するのは間違いです。攻撃行動が止まらないねこちゃんはそのままケージの中に入れて生活させましょう。

しかし、あなたがある一定の位置まで近付いたら、攻撃行動や威嚇が始まるでしょう。ねこちゃんにはパーソナルスペースがあります。ねこちゃんの領域に現時点で入る事はNGです。

ねこちゃんが攻撃行動や威嚇に入る手前で座り、ゆっくりと時間をかけてねこちゃんの目を見て優しく語りかけてあげて下さい。

「僕(私)は敵じゃないよ。君の味方だよ」と理解してもらわなければなりません。しかし簡単に語り掛けたら信頼関係が築けるとは思わないでください。

ねこちゃんによっては年単位の根気が必要です。

ご飯・おやつをくれる人と認識させる

声色を変え、極力物音は立てず、そして領域にも入らない。これが出来たら次は食べ物を与えましょう。

食べ物を与える時は必ずねこちゃんのパーソナルスペース内に入らなければなりません。

ご飯やおやつをあげる時に攻撃や威嚇もされるかと思います。しかし、ねこちゃんの見えるところで「あなたが」ねこちゃんにご飯やおやつをあげているという認識をさせなければなりません。

そこまで警戒心と攻撃性の高いねこちゃんであれば、あなたが見ている状態であればごはんやおやつを食べないケースがほとんどです。そんな時はケージに布をかけて、電気を消して立ち去ってあげましょう。

周りに誰もいないと物音や気配で悟ってから、ねこちゃんはご飯などを食べ始めます。これを繰り返してください。そして少しずつ距離を縮めて行ってください。長い時間はかかります。少しずつ前へ進んでいきましょう。

おもちゃやタワーにまたたびを振りかける

おもちゃやキャットタワーにまたたびを振りかけてあげるのも効果的です。

残念ながらあなたのいる場所では、またたびで効果は表れないでしょう。ご飯やおやつをあげる時と同様に、その場を暗くして離れてあげて下さい。

またたびはたくさんあげると毒ですが、少量与えるのはストレスの緩和などにもなり効果があります。しかし子猫の状態ではまたたびは使用しないように注意してください。

中毒を起こし、最悪のケースも考えられます。

まとめ

ねこちゃんの威嚇・攻撃性はあなたのせいでもありませんし、ねこちゃんのせいでもありません。

個体差や環境でそうなってしまうねこちゃんがいるという事なのです。これから信頼関係を築いていくためにもあなたからねこちゃんに歩み寄って行ってあげなければ何も問題は解決しません。

特に野生のねこちゃんを保護した場合は、根気が必要です。全く懐かないからといって、また野生に返すようなことは絶対にしないでください。

ねこちゃんはペットですが、物ではありません。あなたと同様一生懸命生きています。ペットという認識を捨てて「家族」と思って接してください。

あなたの子供が泣き止まないからといって、子育てを放棄しますか?それと同じ事です。ねこちゃんは好きで威嚇しているわけでも攻撃しているわけでもありません。防衛本能がそうさせています。

あなた自身がよく理解して素晴らしい日々を送れるように協力してあげましょう。

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