猫を飼っているほとんどの人はホームセンターやスーパーなどで売られている市販のキャットフードを購入していると思いますが、実は市販のキャットフードは「良くない」「健康に悪い」「危険だ」といった意見もあります。
ネットなどでキャットフードについて調べると出てくる情報なのですが、果たして本当に危険で悪いものなのか、信じられる情報なのかは何ともいえません。
そこで今回は、キャットフードを与えるメリット・デメリットとぜひ購入を検討してほしいキャットフードなど、キャットフードに関して詳しく説明していこうと思います。
市販のキャットフードのメリット・デメリットとは?
まずはじめに、市販のキャットフードを与えることのメリット・デメリットについてです。
それぞれ3つずつご紹介していきます。
メリット①価格が安い
通販などで見たことがある、購入したことがある方はご存知かと思いますが、市販のキャットフードは通販などで販売されているキャットフードよりも圧倒的に安く、コスパが良いです。
金額を比べてみると一目瞭然。
通販で売られている質の良いキャットフードだと1キロあたり2000円以上しますが、対して市販のキャットフードは1キロでおよそ600円程度と通販だと3倍以上します。
もちろん「安いから良い(悪い)」というわけではないと思いますが、この圧倒的な安さは市販で購入する上での最大のメリットといえるでしょう。
メリット②(国内生産限定で)味の種類が豊富
国産のキャットフードに限りますが、製造会社の考えとして猫の「食い付きの良さ」「低価格」の2点を大事にしているため、味や粒の形状、含まれている材料などを変えて種類豊富に取り揃えています。
猫の好みや健康状態などに合わせて選ぶことができることがメリットといえるでしょう。
なお、海外ではフードやペットに関しての取り締まりが厳しく、法律で定められている場合もあるため、海外生産のキャットフードは「安全性」を第一に考えられているため、比較的価格も高く、種類は少ない傾向があります。
メリット③すぐに購入できる
市販のキャットフードであれば、お店に足を運べばすぐに入手可能です。
通販だと早ければ翌日に届く場合もありますが、購入先やタイミングによって3~4日程度掛かってしまうことも。
キャットフードはコンビニでも手に入りますので、「キャットフードが無くなってしまったことに気が付かなかった!」なんて緊急時にも、市販であればすぐに購入できます。
また、買い物や出先でついでに購入しておく、といった手軽さもメリットといえるでしょう。
デメリット①人工添加物がたくさん含まれている
人が食べている加工食品と同様、市販のキャットフードも賞味期限が長く設定されています。
この理由として挙げられるのが、「人工添加物を使用しているため」。
もちろん全ての業者や製造会社がそうとは言い切れませんが、やはり商品を売り切るためには、ある程度長く店頭に置いておかなければなりません。
ですので、賞味期限を少しでも延ばすために人工添加物を使っているのです。
人工添加物は猫の体に悪い成分がどうしても含まれてしまいます。
そのため食べ続けることによって染色体異常や発ガンといった重大な病気を引き起こしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
デメリット②穀物が大量に使われている
低価格に設定されているポイントの1つとして、市販のキャットフードには”穀物”が多量に含まれています。
穀物が使われる1番の理由は量のカサ増しのため。
肉や野菜、魚と比べて圧倒的に安く仕入れることができるため、市販のキャットフードは安く設定できるのです。
本来、猫は肉食動物であることから、主原料を肉や魚にすべきなのですが、価格を抑えるためにはそれができません。
万が一肉や魚を主原料にしたとしても価格が上がってしまい海外製品と金額差がなくなってしまうため、より安全性の高い海外製が選ばれてしまうのです。
デメリット③使用されている肉類の品質が低い
②で穀物が多く使われていると説明しましたが、キャットフードの種類によっては肉類が主原料として使用されているものもあります。
「猫にとってはそっちの方が良いのでは?」と思われるかもしれませんが、その肉類とは何なのかを確認していただきたいです。
というのも、チキンミールなどのミール系が使われていることがほとんど。
じつはミール系で使われているものは事故や病気、薬物の投与などで死んでしまった鳥や豚などの肉を使用してつくられています。
また、量を少しでも増やすために栄養価値のない骨や皮などの副産物を混ぜて作られている場合もありますので、低品質だといえるのです。
市販のキャットフードで唯一オススメできるもの3選!
メリット・デメリットが分かったところで、市販のキャットフードは猫にとって危険な原材料を使っているため、購入をオススメできないということが分かったと思います。
もちろん通販で購入するものが全て良いのか、というとそれも分からないですし、海外でも悪質なものが売られている可能性もあります。
では、予算的にもどうしても市販でないといけない場合はどうすれば良いでしょうか?
市販でも良いキャットフードはありますので、そんな場合に選びたいキャットフードを3つ選びました。ランキングにして説明しましょう。
なお、品質面はある程度妥協しているという点を踏まえた上で見ていってくださいね。
市販でもおススメできるキャットフード3選
- 1位:ピュリナワン
- 2位:サイエンスダイエット
- 3位:キャネット
1位:ピュリナワン
ピュリナワンのこだわりは「美味しさ」と「健康」。
ですので、偏食気味な猫でももしかしたら他のキャットフードと比べると食い付きが良いかもしれません。
猫の健康面に特にこだわっており、主原料はターキーで危険な添加物も含まれていないことから安全だといえるでしょう。
しかし、含まれている穀物が少々不安なものがあるため、「絶対に安全!」とは言い切れません。
2位:サイエンスダイエット
こちらは獣医師・栄養学者など100人以上によって開発されたキャットフードであり、ホームセンターやスーパーなど取り扱いが多いことで有名です。
危険性のある添加物は使用されておらず、主原料はターキーとチキン(鶏肉)で品質は悪くは無いため、比較的安心して食べさせることができます。
しかし、アレルギー症状の出やすい穀物(小麦・トウモロコシなど)が含まれており、長期で食べさせることは少々不安です。
3位:キャネット
こちらは尿路結石の形成を抑えるマグネシウムの含有量を調整している点、そして酸化防止剤に天然由来の成分を使用していて安全な点、そしてビール酵母を配合して新陳代謝を促進させる効果がある点で評価しました。
しかし、着色料(赤102)が含まれている点がマイナスポイント。
これは発ガン性が高まってしまう危険性があるため、少量でも含まれていると好ましくないため、3位とさせていただきます。
市販のキャットフードをオススメできない理由
唯一オススメできるキャットフードを3点ご紹介しましたが、積極的に市販のものをオススメしたいというわけではありません。
というのも、海外とは違い、残念ながら今の日本の法律ではキャットフードなどの原材料をより細かく記載しなければならない、といった法律は存在していないのです。
悪質な原材料を使っていないか、品質の高い食物を使っているかが分からないまま猫に与えてしまい、将来的に病気になってしまう、お別れのときが早まってしまう・・・。
そんな悲しいことにならないためにも、キャットフードにも気を使いたいところです。
このことから、市販のキャットフードはあまりオススメできないのです。
まとめ
今回は市販のキャットフードについて詳しく解説しました。
やはり市販のものになると低価格で大容量のものがほとんどですので、猫を飼っている人にとっては非常にありがたいと思いますし、種類が豊富なので猫の好みに合わせられることも大きなメリットです。
しかし、猫の健康を考えると本当に市販のキャットフードで良いのかは何ともいえません。
原材料をしっかりと確認し、安心して食べられるのかどうかは飼い主であるアナタがしっかりと見極めて選ぶ必要があるのです。
猫にとってどの添加物がどんな影響があるのか、反対にどれが猫にとって良いのかは調べてもらえればすぐに分かると思いますので、ぜひ愛猫のためにも理解しておくと良いかもしれませんね。
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