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【トリマー監修】猫はお風呂に入れても良い?猫の正しい入浴法やお風呂に入れる頻度など、猫の入浴に関する解説をします。

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猫のお風呂について疑問のある方が多いかと思います。

基本的に猫は自分でグルーミングを行うので、入浴は必要ないと言われています。しかし、保護したばかりの猫や長毛種の猫を飼っている場合に「猫もお風呂に入れたい」と思っている方が多いです。

今回は、実際に仕事で猫を洗う機会の多いトリマーさんにお話を伺いました。どうしても猫をお風呂に入れたい場合やシャンプーをしたい場合の正しい入浴法、そして保護したばかりの入浴法に付いて詳しく解説したいと思います。

是非最後まで読んで参考にしてみて下さい。

目次

猫の入浴ってOK?それともNG?

一般的に猫に入浴は必要ないと言われています。その理由は、猫自身が綺麗好きでグルーミングを行うからです。しかしいくらキレイ好きとは言っても猫の唾液で毛繕いをしますし、排便時のカスが毛に絡まっていたりもします。

とくに長毛種のメインクーンやラグドールなどは汚れが毛に付きやすく、毛玉もできやすい種類です。実際にトリミングサロンにも長毛種の猫ちゃんのシャンプー依頼は多いです。

さらに保護したばかりの猫ちゃんもお風呂が必要です。理由は外での生活が長く、かなり汚れがある点やノミやダニなどが付着している可能性も高く保護して病院で検査をした数日後には、お風呂に入れる必要性があります。

その他の猫は基本的にはお風呂に入れる必要性はありませんが、入れてもらっても大丈夫です。しかしお風呂を嫌がるねこちゃんも多いので、ストレスの無いように心がける事が大切です。

保護したばかりの猫をお風呂に入れる際の注意点

保護したての猫をお風呂に入れる場合には注意が必要です。例えば子猫の場合、自身で体温調整をする事ができません。体温が奪われ最悪のケースも考えられます。ですので生後3か月~4か月位になるまでお風呂には入れてはいけません。

さらに保護をしたらまずは動物病院へ連れて行ってください。一見何も問題が無いように見えても、ノミやダニが恐らく大量に付着しています。更に検査も必要です。お風呂は獣医師さんの指示に従うようにしましょう。

猫をお風呂に入れる際の注意点

基本的に猫はお風呂を好みません。初めて入れる場合は暴れたりする可能性もああります。また、猫にとってもストレスの溜める事になるので、お風呂の時間はなるべく短くしてあげましょう。

猫をお風呂に入れる場合の注意点は以下の通りです。

猫をお風呂に入れる場合の注意点
  • なるべく顔に水を付けるのは最後にする
  • シャワーは使わない
  • ドライとブラッシングには十分気を付ける

猫は顔に水を付けるのを嫌がる

基本的に猫は水が嫌いです。お風呂場が好きな猫は多いですが、それはあくまでもゆらゆら揺れている水が気になっていたりしているだけで、水が好きな猫はほとんどいません。※例外もあり。

特に顔に水が付く事を極端に嫌がります。子猫の時から慣らしている場合は耐性もありますが、大人になってからお風呂デビューをさせる時は大変です。顔に水を付ける事はなるべく最後にしてください。暴れてあなたが怪我をする事になってしまいます。

シャワーは使わない

猫は敏感で警戒心の強い動物です。いきなりシャワーを出すと、シャワーの音にビックリして暴れる場合があります。

防衛本能から、あなたを引っ掻いたり噛みついて逃げようとする可能性も十分に考えられます。ですので大きめの洗面器、またはタライなどを用意してシャワーを使用しない方法が最適です。タライなどの準備が出来ない方は浴槽を使用するという手段もあります。

ドライとブラッシングには十分気を付ける

短毛種の場合はそこまで気にしなくても問題はありませんが、長毛種の猫の場合はドライとブラッシングを丁寧に行ってください。

猫はドライヤーの風も好みません。ドライヤーで逃げ回る猫の場合は長毛種の場合、ドライもブラッシングも中途半端になり、毛玉で無茶苦茶になってしまうケースが多いです。

毛玉だらけでサロンに連れてくる人が多いですが、大抵ドライとブラッシングの失敗です。こうなってしまうとプロでも大変になりますし、猫にとっても大きなストレスになります。大人しくドライヤーの風に当てられる子じゃない場合は、最初からサロンに連れて行くようにしましょう。

猫をお風呂に入れる方法と手順

それでは本題に入りましょう。事前に注意する事や猫の本質を理解して、あなたが猫ちゃんの事を心から思い、安心させることが大事です。準備するものは以下になります。

準備するもの
  • 猫用シャンプー
  • 猫用ブラシ
  • 大きめのタオル
  • 大きめのタライや洗面器
  • ドライヤー

お風呂に入れる手順

STEP
浴槽もしくは大きめのタライにお湯を張る

子猫の場合は大きめの洗面器やタライでも可能ですが、成猫の場合は小さすぎて身体が入りきりません。その場合は浴槽を使用してください。

お湯の温度は人肌よりも少しぬるめが理想です。「33℃~36℃」くらいの間のぬるま湯を張りましょう。

STEP
浴槽に猫を入れ、ゆっくりと体を濡らす

浴槽に猫ちゃんを入れる際はゆっくり入れて下さい。急に入れると猫は驚いて逃げ回り暴れます。「大丈夫だよ。安心してね。」と声をかけながら後ろ脚からゆっくりとお湯に浸けていきましょう。

体を押さえつけるようなことはしてはいけません。ゆっくりとお湯に付けながら頭などを撫でて下さい。少しでもねこちゃんが安心させることが一番大事になります。

STEP
頭以外の全身を濡らしたら事前に泡立てたシャンプーで体を洗う

前述しましたが、頭は最後です。全身を濡らし終わったらシャンプーです。シャンプーは事前に洗面器でお湯と混ぜて「泡立てた状態」で使用してください。間違ってもシャンプーの原液を猫ちゃんに直接つけて洗う事は避けましょう。

STEP
順序良く洗っていく

猫ちゃんの体の「背中」➡「横腹」➡「前足」➡「後ろ足」➡「お腹周り」➡「尻尾・お尻」➡「肛門」の順に洗っていってください。洗っている最中も声掛けは忘れないでください。

STEP
洗い流した後に頭を洗う

湯船に張ったお湯を使用して、猫ちゃんのシャンプーを洗い流します。慣れている猫ちゃんであれば同時に頭も洗いますが、初めての猫ちゃんの場合は体のシャンプーをすべて洗い流してから頭を洗ってください。

STEP
タオルでしっかり水気を取る

すべて洗い流したら大きめのタオルで体全体を拭きましょう。この後にドライヤーをかけますが、しっかりと拭き取っていないと乾かすにも時間がかかります。お風呂よりもドライヤーの方がストレスが溜まる子も多いので、なるべく時間を短縮させてあげましょう。

STEP
ドライヤーとブラッシングは同時進行で行う

問題はドライです。一番時間と労力がかかるので覚悟して臨みましょう。猫ちゃんを洗う際は一人で行うのではなく、サポート役としてもう1人いるとスムーズです。

ドライヤーで乾かしながらブラッシングをします。ブラッシングは乾かすためのブラッシングです。ドライヤーを当てながら、猫の毛の流れの逆側にブラシを当てて「毛を逆立てながら」毛の根元に風を当てるイメージで行ってください。

ドライヤーの風は温風ではなく「送風」を推奨しています。しかし冬場などは乾きにくいので温風を使用しなければならんバイ場合もあります。温風使用時は猫ちゃんからドライヤーを離して負担が無いようにしてください。

猫は風にも敏感ですが、肌が弱い事も特徴的です。ゆっくりとブラッシングをしてください。ブラシで肌を傷つけてしまう可能性があるので気を付けて行いましょう。

STEP
最後にブラッシングで整えて終了

乾かし終わったら猫ちゃんの毛の流れに沿って丁寧にブラッシングをしてあげて下さい。

終わったらご褒美のおやつをあげましょう。

シャンプーが出来ない場合

もし暴れてシャンプーがまともに出来ない、お風呂に入れさせる事ができないという場合は中途半端にチャレンジしてからではなく、サロンに連れて行きましょう。

サロンでは「保定」という支える役目の人を余分に1人サポートに付けて猫のシャンプーとドライを行います。プロでも1人でシャンプーとドライを行う事が困難です。なので出来ない場合はサロンにお願いしましょう。

シャンプーが出来ない場合は最悪、お尻周辺と足だけでも構いません。猫は自身でグルーミングを行うのでそこまで汚れません。

ドライヤーが出来ない場合

シャンプーと同じく乾かす事ができない猫ちゃんも多いです。猫は環境の変化や予測外の事を極端に嫌がります。ドライヤーの風に驚いて暴れまわる子も多いです。

できない場合はサポートを1人付けて行ってください。よく中途半端にしか出来ず、時間が経過した後に毛玉だらけになった状態でサロンに持ち込む人が多いです。毛玉をほどくのには時間もかかりますし、猫ちゃんにとっても大きな負担になります。

中途半端に行ったのであれば最後まで責任を持って行ってください。

「プロだからできるでしょ」と嫌な言い方で持ち込む方も多いですが、前述した通り猫は環境の変化を嫌います。自宅では大人しいからと言ってサロンで大人しいと思ってはいけません。豹変して暴れまわり、トリマーに大けがを負わせる猫ちゃんも多くいます。とくに長毛種の猫ちゃんの場合は最初からサロンに頼むことを推奨します。

猫は肌が弱いのでブラッシングは丁寧に優しく行おう

猫はたくさんの毛で体を覆っていますが、皮膚は人間の半分以下の薄さでとてもデリケートです。ドライ時のブラッシングで強くブラシをかけてしまうと、肌に傷が付いたり荒れてしまいます。

力は入れずにゆっくりとブラシをかけてあげて下さい。

猫はお風呂に入れなくていい動物

ここまできちんと読んでくれた方は、あなたの猫ちゃんがお風呂に耐えれるかどうかに悩んでいるかと思います。

飼い主として2つ、頭に入れて欲しい事があります。まずは「猫はお風呂を望んでいない」という事です。ごく稀にお風呂好きな子や何とも思わない子も見かけますが、ほとんどの猫ちゃんはお風呂を嫌がります。お風呂を入れる事によって猫ちゃんにとってはとてもストレスを感じてしまうという事を覚えておいてください。

汚れが気になる人は、硬く絞ったタオルなどで体を拭くという手段もあります。どうしてもお尻周辺や足部分は汚れてしまいます。その部分だけを綺麗に拭くだけで清潔になりますので、猫ちゃんのストレスを考える場合はおススメです。

もう1つはサロンに連れて行けばいいと思う方が多いですが、猫ちゃんは環境の変化を嫌がります。

「サロンに連れていく事自体がストレス」と感じている事を忘れないでください。「家では大人しいんだけど・・・」という人が多いですが、それは無責任です。飼い主として猫の習性や本質は理解しなければなりません。

前述しましたが、サロン内で大暴れしてスタッフに怪我をさせる事が多いのも猫ちゃんです。これは猫ちゃんが悪いのではありません。防衛本能だという事を理解してください。

愛猫の病気やケガには事前に備える事が大事

あなたが迎え入れた保護猫や購入した子猫は、いつどんな状況で病気やけがに見舞われるかわかりません。

特にシニアと言われる年齢に差し掛かってくると内臓疾患が見つかったり、病気になる確率も上がります。また、手術などを行うと高額な費用も掛かります。

しかしシニアになってからペット保険に加入は出来ません。未来のあなたのねこちゃんの為にも保険に加入する事を推奨します。

ペット保険と言われてもどんな保険があるのか、どの会社の保険が安くて手厚い保険なのか調べる事も一苦労です。

そんな時に「ペット保険一括資料請求」のサービスがあれば便利だとは思いませんか?自分で調べる必要もなく、問い合わせる必要もありません。

資料請求は1円もかかりません。まずは資料請求をして、保険料がどのくらいかかるのか、どの病気や手術の場合に保険料が支払われるかなどを資料を見ながら決めていきましょう。

【監修者】

ペットトリマー 井川陽子さん

これまでゴールデン・レトリーバーやビーグル・コーギーなど中型・大型犬を何頭も飼育してきた経験がある愛犬家でもあり、自宅では猫を2匹飼っている愛猫家でもある。動物を第一に考え、飼い主とペットがより良い生活を実現するためにペットトリマーとして勤務している。犬や猫の種類や病気についても日々研究している。夢は恵まれない犬や猫が幸せに暮らせる施設経営。

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